flumpool 3度目台湾公演!山村 すべて中国語でトーク

[ 2015年7月5日 05:50 ]

3度目の台湾公演を台北市の台湾国際会議センターで行ったflumpool。ボーカル山村隆太(左)とギターの阪井一生

 4人組バンド「flumpool」が4日、自身3度目となる台湾公演を、台北市の台湾国際会議センターで開いた。

 13年、昨年とライブハウスで単独公演を行ったが、今回の会場はホール。規模がより大きくなり、現地の3000人を動員。1曲目から「星に願いを」を中国語詞で歌い、ファンを熱狂の渦にしたボーカルの山村隆太(30)。一瞬にしてひとつになった観衆に向けて、デビュー曲「花になれ」、ヒット曲「君に届け」などをたたみかけた。

 5月発売の新曲「とある始まりの情景 ~Bookstore on the hill~」は、日本でもまだライブで歌っていない曲。「強く儚く」「証」は中国語で歌い、さらに、現地の歌手・林強の大ヒット曲「向前走」をカバー。日本のライブをそのまま台湾で行うのではなく、しっかりと現地向けに練り上げ、リハーサルを重ねてつくり上げた内容で大満足させた。

 ファンを喜ばせたのは音楽だけではない。すべて中国語で話した山村のトークは、ファンと心を通わせるのに有効だった。11年に台湾の高雄で開かれた音楽フェスに参加した時から、「現地のファンに自分の声と言葉で思いを伝えたい」と中国語の勉強を継続している。あいさつ程度に日本人歌手が現地の言葉を話すことは多々あるが、日本語を使わないトークは極めて希。アジアでの活動をより活性化させたい気持ちの表れだった。

 8月8日と9日には、地元・大阪の大泉緑地(堺市)にて初の大規模な単独野外ライブを開く。

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