フジ、韓国人インタビューで謝罪…字幕&吹き替えと異なる映像

[ 2015年6月29日 13:28 ]

 フジテレビは29日、今月5日に放送した日韓問題を扱った「池上彰 緊急スペシャル!」(後9・00)で、日本について韓国人にインタビューしたVTRで、2カ所合計約10秒、翻訳テロップと吹き替えとは異なる映像を誤って使ったとして、番組公式サイトで謝罪した。

 番組開始から約30分。1つ目は女子高生がインタビューに答えるシーン。「(日本は)嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」というテロップ&吹き替えに対し「(韓国は)文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです」と話した映像を使った。女子高生はインタビューの別の部分で、実際に「日本が嫌い」と答えている。

 2つ目は30代男性がインタビューに答えるシーン。「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」というテロップ&吹き替えに対し「過去の歴史を反省せず、そういう部分が私はちょっと…」と話した映像を使った。男性はインタビューの別の部分で、実際に「日本人にはいい人もいますが、国として嫌いです」と答えている。

 ともに「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送してしまいました」とし「視聴者の皆さま、インタビューにご協力いただいた方々、並びに関係者の皆さまにお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないよう再発防止に努めてまいります」と謝罪した。

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2015年6月29日のニュース