ジャイアン役声優・木村昴“先代”に誓った「あとは俺様に任せて」

[ 2015年6月19日 23:08 ]

声優の木村昴(左)とたてかべ和也さん

 テレビ朝日系で放映中の人気アニメ「ドラえもん」でジャイアン役を努める声優のの木村昴(24)が19日、自身のツイッターで、ジャイアン役を26年間務めた“先代”たてかべ和也さん(享年80)の死去を悼んだ。

 木村は、たてかべさんの名前こそ記していないものの「今日はひとりでお酒を飲んでいます。何だか懐かしく嬉しい気持ちになりましたが、これまでのことを思い返していたらさすがに色んな感情が押し寄せてきた。本当にありがとうございました」とつづった。

 さらに木村は時間を置いて再びツイート。「あとのことは、この俺様に任せてください。あの日、不安でいっぱいのぼくに力強く、どんな言葉よりも優しくかけてくださったひと言。『あとのことは任せた。思いっきりやってくれ』という言葉を、必ず守り抜いてみせます。また、一緒にお酒、飲んでください」と、ジァイアンばりの「俺様」という言葉を使い、故人をしのんだ。

 「お酒」は“新旧ジァイアン”にとって深い意味を持っている。木村は05年4月から、たてかべさんに代わりジャイアンの声を担当。当時は中学生だったため、20歳を過ぎたらお酒を…と、たてかべさんと約束しあった。

 そして14年8月にはツイッターで「まだ14歳だった当時からずっと、一緒に飲むお酒を心待ちにしていて下さったたてかべさん。僕が二十歳になってからしばらくして、念願だった二人で酌み交わすお酒が実現した」と報告した。2人でグラスを持って笑顔の写真とともに「嬉しくて嬉しくて。お待たせしましたと涙を流しながら、何度も何度も二人でグラスを重ね乾杯したことは、今でも僕の記憶の中で何よりも幸せだった瞬間のひとつとして生き続けています」と大切な思い出を披露していた。

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2015年6月19日のニュース