“昭和のあやや”若尾文子 次作は「鬼婆くらいしかないわね」

[ 2015年6月18日 07:04 ]

「若尾文子映画祭」のパンフレットを手に出演した作品を振り返る若尾文子

 女優の若尾文子(81)が17日、出演作60本を上映する「若尾文子映画祭 青春」(27日~8月14日、東京・角川シネマ新宿)を前に、都内でインタビューに応じた。

 約160本の出演作から60本を厳選。初めてデジタル化されたデビュー作「死の街を脱(のが)れて」(1952年)など代表作15本が目玉だ。

 60作が並んだパンフレットを見つめ「よくこれだけ撮ったなあという感じがします」としみじみ。「忘れたものもあります。こんなの撮ったかしら。うふふ」と笑った。若い映画ファンの間では「あやや」の愛称で親しまれる“昭和のあやや”。若さの秘けつは「映画が私を長いこと支えてきた。人様に見てもらえることでしょう」と笑顔。05年「春の雪」以来、新作映画には出演していない。「今やるとしたら鬼婆(おにばば)くらいしかないわね」とおちゃめに話した。

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