くるよ 遺影と一緒に仕事復帰「いくよちゃんも収録に参加」

[ 2015年6月14日 05:30 ]

今いくよさんの写真を手に、務めて明るく振る舞う今くるよ(中央)。左はラジオ番組にゲスト出演したシルク、右はなるみ

 5月28日に亡くなった漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(享年67)の相方・今くるよ(年齢非公表)が13日、大阪市内でレギュラーを務めるKBSラジオ「いくよくるよのどやさマンデー」(月曜後9・00)の収録に参加、1カ月ぶりに仕事復帰した。

 いくよさん最後の舞台となった5月11日のなんばグランド花月以来の仕事は約2時間、15日放送分から計4本を録音した。

 くるよは大阪府内の自宅を出る際、「頑張るさかい、頼むで!」といくよさんに誓い、自宅に飾っている写真を持ち込んだと報告。「いくよちゃんも収録に参加してくれたと思う。“泣いたらアカンで。楽しんでもらえるよう頑張りや”と背中をポンと押してもらった気がします」と語った。

 「いくくる」の愛称で親しまれ、テレビやラジオ、取材も2人一緒でしか受けない、深いコンビ仲で知られた。相方に先立たれた後もコンビの看板を継続している漫才師には「横山やすし・きよし」の西川きよし(68)らがおり、くるよも「コンビ名は変えない。解散とかせんと、1人でも頑張る」と“生涯いくくる”を宣言した。

 今後はテレビ番組などを中心に活動する予定。「1人で舞台に立つのはまだ考えられないけど、いくよちゃんが“やりよし!”って言ってくれているような、前向きな気持ちになれば」。復帰会見は、「(いくよさんが)“どやさ、言いや”と思っているはず。どやさやで~!」とコンビの代表ギャグで締めた。

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2015年6月14日のニュース