スタレビ新曲「おぼろづき」が注目…リクエスト相次ぎチャート急上昇

[ 2015年6月9日 08:40 ]

スターダスト・レビュー

 4人組バンド「スターダスト・レビュー」の新曲「おぼろづき」が注目を集めている。彼らの名曲「木蘭の涙」にも通じる叙情的なバラードにリクエストが相次ぎ、ラジオのオンエア回数も加算される音楽チャート「ビルボード・ジャパン・ホット(BJH)100」で登場3週目にして順位が急上昇。作詞作曲したボーカル&ギター根本要(58)がこのほど、大阪市内で取材に応じ、同曲について語った。

 昨年発売したアルバム「SHOUT」の収録曲として、有線放送へのリクエストが増加。BSジャパン「松本清張ミステリー時代劇」の主題歌に抜てきされ先月27日、シングルカットされた。6月8日付のBJH100では前週の77位から27位にジャンプアップ。ロングヒットを予感させる好反響に、根本は「切なさがリスナーの耳に引っかかったのかも」と喜んだ。

 スタレビの楽曲の大半を根本が手掛けるが、「木蘭の涙」はベース柿沼清史(57)が作曲。代表曲の1つだが「僕らの中では異質なタイプの曲」と位置づける。根本は「おぼろづき」のメロディーが浮かんだ際、「木蘭の涙」と、「今夜だけきっと」「夢伝説」などの他のメジャー曲との間を埋める1曲になると手応えを感じたという。

 昨年10月に開幕し、「おぼろづき」も披露されている全国ツアーも大詰め。関西では20、21日に大阪・オリックス劇場での追加公演を控える。全64公演にのぼる長期ツアーではピンチもあった。昨年末には風邪からノドを痛め、その後約1カ月間は不振が続いた。「不甲斐ないライブを見せてしまい、発声も含め自分の声を再構築した。今は自信を持って歌ってる。60歳を前に改革があったツアー」と振り返った。「力を抜いて歌えるようになったお陰で公演後も元気だから、打ち上げで張り切って飲んじゃう弊害もある」とおどけるほどの復調ぶり。オリックス劇場でも新境地の歌声が聴けそうだ。

 大阪公演のチケットに関する問い合わせは、スタ☆レビコンサート事務局電話0570―05―5050。

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2015年6月9日のニュース