アカギ 本郷奏多で初のドラマ化!宿敵・鷲巣巌は津川雅彦

[ 2015年6月9日 05:30 ]

ドラマ「アカギ」制作発表会で牌を手にポーズを決める津川雅彦(左)と本郷奏多

 単行本のシリーズ累計発行部数1000万部の人気麻雀漫画「アカギ~闇に降り立った天才~」が初めてドラマ化される。BSスカパー!「アカギ」(7月17日スタート、金曜後9・00)で、主人公の伝説の雀士・赤木しげるを本郷奏多(24)、宿敵・鷲巣巌を津川雅彦(75)が演じる。

 原作は92年に雑誌「近代麻雀」で連載スタート。単行本は29巻に達し、闘牌の解説本なども登場。Vシネマやアニメ、ゲーム化もされている。

 巨額の富を持ちながら老いにおびえる陰のフィクサー鷲巣が、全財産と引き換えに、若者を対戦相手に生き血を賭けさせる「鷲巣麻雀」を考案。同種牌4牌のうち3牌まではガラス製のため全員に牌が何なのかが見えるなど特殊ルールが話題となり、この麻雀牌まで商品化された。ドラマでは、若者たちが次々と犠牲になった恐ろしいルールのもと、負け知らずの天才・赤木と鷲巣の死闘や駆け引きを描く。

 2年ぶりの連続ドラマ主演となる本郷も「学生時代の友達とやっています」という麻雀好き。オファー前から原作を読んでいた。「原作ファンとアカギのイメージを共有できていると思うので、楽しみながら演じたい」と張り切っている。51歳差の津川と対峙(たいじ)することについては、「ドラマの中でしかできないこと。堂々とやりたい。駆け引きで常に鷲巣の上を行く赤木を演じきりたい」と力強く語った。

 津川は麻雀の魅力について、「くだらないことを言い合いながら仲間とやるのが面白いんだよね」。作品については「(鷲巣の)魂を演じれば独特の鷲巣ができると思う。映像でしか見せられないアカギにしたい」と意気込んでいる。

 ≪対戦20年目≫「アカギ~闇に降り立った天才~」は、原作者の福本伸行氏(56)が89~02年に雑誌「近代麻雀ゴールド」で連載していた「天 天和通りの快男児」の登場人物・赤木しげるにスポットを当てたスピンオフ。鷲巣との対戦は96年から始まり20年目。08年にはさらに「アカギ」のスピンオフ作品として、鷲巣を主人公にした「ワシズ―閻魔の闘牌―」が連載された。

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