亀梨和也 蜷川舞台初挑戦「違う顔が見られることを期待して」

[ 2015年6月4日 14:58 ]

音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」製作発表に出席した(左から)六平直政、高畑充希、蜷川幸雄氏、松任谷正隆氏

 KAT―TUNの亀梨和也(29)が4日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで主演舞台「青い種子は太陽のなかにある」(8月10~30日)の製作発表に演出の蜷川幸雄氏(79)、楽曲を手掛ける音楽プロデューサーの松任谷正隆氏(63)、共演の高畑充希(23)らと出席。“初めて尽くし”の挑戦に意気込みを語った。

 亀梨は帝国劇場公演「DREAMBOYS」シリーズで主演したことはあるが、ジャニー社長が手掛ける舞台以外に出演するのは初めて。蜷川作品への参加も初。「初めてのことだらけですが、今までやってきたことをしっかり提示させてもらいつつ、この世界に染まりながら時間を過ごせたらいい。僕自身としてもこういった音楽劇は初めて。徐々に徐々に8月の本番に向けて自分のギアを調整しながら迎えられたら。9月の大阪が終わった後に、自分でも違う顔が見られることを自分自身に期待しながら、座長として引っ張っていけたら」と意気込んだ。

 「あす(5日)から音楽の稽古が始まる」といい、父親役の六平直政(61)とのデュエットもある。これには六平も「これは100万ドルの価値がある」とニンマリ。

 故寺山修司氏の28歳の時に執筆された戯曲の音楽劇。今年は寺山氏が生誕80年、蜷川氏が傘寿を迎える記念イヤー。「歌のパートも多くて、時代背景も経験したことがないですが、僕ら世代の人間が読んでもリアルに感じられる台本でした。生々しい、(自分たちには)馴染みのない言葉遣いもあるが、そこら辺はしっかりものにしたい」と話した亀梨。「芝居は俳優ですよね。亀梨くん、高畑さん、任せたよ」と蜷川氏からプレッシャーをかけられると、「ステージは演出の方次第ですからね」と応戦しつつ、「付いていきます」と気合を入れていた。

 物語は1960年代の高度成長期の日本が舞台。近代的アパート建設が進むスラム街での若者の恋や住人たちのドタバタ劇が描かれる。大阪公演はオリックス劇場(9月4~13日)で上演される。

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