評論家の井尻千男さん死去 76歳 日経新聞読書面コラムなど

[ 2015年6月4日 10:38 ]

 コラムニストで評論家の井尻千男(いじり・かずお)さんが3日に亡くなった。76歳。山梨県出身。井尻さんがコメンテーターとして番組に出演していた衛星放送局「日本文化チャンネル桜」の公式サイトで発表された。昨年8月、すい臓がんの手術をしたことを報告していた。

 同サイトは「日本経済新聞編集委員を経て、拓殖大学日本文化研究所所長などを務められた井尻千男先生が平成27年6月3日午前1時11分、享年76歳にて逝去されました」と報告。

 「井尻先生には、平成16年8月の日本文化チャンネル桜開局以来『報道ワイド日本』『桜プロジェクト』の月曜日号コメンテーターとしてご出演いただいてまいりました。この11年間にわたって井尻先生からいただいたご恩を思うと、誠に残念でなりません。ここに謹んで ご冥福をお祈り申し上げます」と故人をしのんだ。

 立教大学卒業後、日本経済新聞社に入社。文化部で活躍し、読書面のコラムを25年間にわたって執筆した。編集委員を経て1997年に退社。拓殖大学日本文化研究所所長、同顧問などを歴任した。

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2015年6月4日のニュース