今いくよさん逝く 相方くるよが献身サポート、深かったコンビ仲

[ 2015年5月29日 06:35 ]

胃がん闘病を続けていた漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(右)
Photo By スポニチ

 ベテラン漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ(いま・いくよ、本名里谷正子=さとや・まさこ)さんが28日午後、亡くなった。昨年9月に胃がんが見つかり、闘病しながらステージに立ってきた。

 いくよさんの闘病生活をくるよが献身的にサポートするなど、深いコンビ仲で知られる2人だった。ともに京都出身で、高校時代からの同級生。73年にコンビ結成後も常に行動を共にした。10年近く、ほとんど仕事がない状態が続いた若手時代、2人で京都から各劇場に通った。テレビやラジオ番組、取材などは「コンビでしか受けない」と声をそろえて公言するほどだった。

 くるよと息の合った掛け合いで、81年に上方お笑い大賞金賞、翌82年に花王名人大賞最優秀新人賞を受賞するなど、80年代の漫才ブームを代表する女性コンビで全国のお茶の間で愛された。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月29日のニュース