「笑い飯」復活Ｍ―１出場せず…後進のため黒田ばり“男気辞退”

１日店長を務めた笑い飯の西田（中央）と哲夫（右）

　漫才コンビ「笑い飯」の哲夫（４０）と西田幸治（４０）が２５日、大阪・マクドナルドイオンモール茨木店のイベントに登場し、今冬に５年ぶりに復活予定の「Ｍ―１グランプリ」について、後進に道を譲るため出場を見合わせる意向を示した。

　金銭面より古巣への恩返しを選び、米大リーグから８年ぶりに広島に復帰した黒田ばりの“男気辞退”。哲夫は、「僕らは前のＭ―１を盛り上げた人間。実力はあるけど、くすぶっている後輩たちが世に出るきっかけのような大会になれば」と言い切った。

　共催するＡＢＣテレビと吉本興業が２２日に出場資格を「結成１５年以内」と発表。つまりプロアマ問わず２０００年１月１日以降の結成であることが条件で、同年７月結成の笑い飯は参加可能だ。

　１０年の前回大会王者には“連覇”が懸かるが、哲夫は「（連覇は）目指しません。最高顧問なら、やりますよ」。西田も「もし審査員などのお話があれば」とサポーターに名乗りを上げた。