浅田舞 妹・真央のサポート誓う 現役続行「全力で応援します」

[ 2015年5月19日 11:10 ]

笑顔が魅力的な浅田舞
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 元フィギュアスケート選手でスポーツキャスターの浅田舞(26)は、妹・真央(24)の現役続行表明に「全力で応援します」とエールを送った。自身はバラエティー番組での赤裸々トークが反響を呼び、水着姿を披露した初写真集「舞」(集英社)も好評。妹と比較され葛藤した過去さえ笑顔で語る。「真央ちゃんのお姉ちゃん」という殻を破り、自分だけのリンクで輝き始めている。

 真央の現役続行表明を受け、「決意があるからこそ会見でしっかり話すことができたのだと思う。ケガには気を付けて頑張ってほしいです。全力で応援します」とサポートを誓った。休養中も胸の内を聞いてきた一番の理解者で、前日17日には「会見でどんな話をしようか」と相談に乗っていたという。

 7歳の時、5歳だった真央と一緒にフィギュアスケートを始めた。昨年2月のソチ五輪では、ショートプログラム(SP)でミスが続き16位に沈んだ真央に、日本から電話し「最後だから頑張りなよ!」と叱咤(しった)。翌日のフリーは圧巻の演技で自己ベストを記録した。

 「SPの気持ちのままフリーに臨んだら真央がかわいそうだと思ったので、グッと力が入るように電話しました。バンクーバー大会(10年)を現地で見たけど、五輪ってその場にいるだけで口から心臓が出てきちゃいそうな場所。想像を絶する緊張とプレッシャーの中で滑ってる妹は、妹じゃないくらい格好いい。自分は絶対にできない」と惜しみなく称える。

 真央が唯一弱音を吐いて甘えられる存在。「調子が悪い時は試合前に電話すると必ず出るし、“どこが痛くなってきた”とかメールが来る。先生に言えないことを私に言ったら楽になるんでしょうね」と笑う。日本中の期待を背負い、再びリンクに向かう妹を「真央はいろんな人の気持ちも感じやすいので、大変だなって思います」と思いやった。

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