AKBドラフト きたりえ、NGT“申し子”指名「即戦力」

[ 2015年5月11日 05:30 ]

<AKB48グループドラフト会議>NGT48に指名され北原里英(左)柏木由紀(右)と歌う西潟茉莉奈(左から2人目)と荻野由佳

 AKB48グループの第2回ドラフト会議が10日、東京・有明コロシアムに約8000人のファンを集めて行われた。AKB、SKEなど5グループ計13チームによる、プロ野球のドラフト会議にならった新人オーディションイベントで、開催は2013年11月以来。初めて新潟のNGT48(10月開始予定)が参加し、キャプテンの北原里英(23)、AKBと兼任の柏木由紀(23)らが“NGT研究生1号”を指名した。

 1巡目の指名が終わると、キャプテン・北原の目から涙があふれ出た。

 新天地でスタートさせるNGTの研究生1号は東京都在住の大学2年生でバイトAKB出身の西潟茉莉奈(19)。「1巡目は迷わず決めた」という意中の人だったが、他チームとの競合はなくストレートに交渉権を獲得することができた。

 北原は「みんなが選ばれている姿を見ていたら、もらい泣きしました。選ばれた全員を抱きしめたい」と、今回のドラフト会議への強い思いを吐露。西潟を選んだ理由について「NGTはこれからのグループなので即戦力がほしかった。ゆきりん(柏木)から“合宿の時、後片付けをしたり面倒見が良かった”と教えてもらったのでそこにもひかれた」と説明した。

 指名された西潟も大泣きし、マイクを向けられても話せない状態。ようやく「(この日のパフォーマンスで)振りを間違えたので選ばれないと思った。“即戦力”はありがたい言葉」と絞り出すように話した。

 2巡目では、埼玉県在住の高校2年生でバイトAKB出身の荻野由佳(16)を指名した。

 総監督の高橋みなみ(24)は「北原と柏木は“ここで選ぶメンバーでNGTのカラーが決まる”と話していたが、その意味が分かった。きれいめな系統の2人を選んだと思う。NGTへの期待は大きい」と話した。

 1巡目で、最多の3チーム競合となったのは、埼玉県在住の中学3年生、樋渡結依(15)、愛知県出身の中学1年生、水野愛理(12)の2人。樋渡のくじ引きは島崎遥香(21)、山本彩(21)、渡辺美優紀(21)の人気メンバー3人の豪華対決となり、島崎が当たりをつかんだ。

 ふだんは「塩対応」で知られる島崎だが、その瞬間「やった~!」と大興奮。「前回は、さやや(ドラフト会議出身の川本紗矢)を採れたので、今回も頑張ろうと思いました」と2回連続の幸運を喜んだ。

 ▽ルール 指名は何巡目でも「入札抽選方式」を採用。本家ドラフト1巡目が取り入れているもので、指名が重複した場合は抽選となる。抽選に外れたチームは再入札を行い、再度重複した場合も抽選で決定。全チームが確定するまで繰り返す。候補者は指名に合意した場合は当該チームの研究生として加入。学業や居住地などを考慮し、候補者には拒否権もある。

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