愛川さん最後まで自宅で闘病 うつみ宮土理「ずっと手を握って…」

[ 2015年5月10日 13:55 ]

会見で涙ながらに愛川さんへの思いを語ったうつみ宮土理

 4月15日に死去した司会者で俳優の愛川欽也さん(享年80)の妻で、タレントのうつみ宮土理(71)が10日、東京・中目黒キンケロ・シアターにて記者会見を開催。会見は愛川さんが生前お世話になった人々に対する「御礼のあいさつの場」として行われたもので、愛川さんの死去後、うつみが公の場で発言するのは初めてとなった。

 愛川さんは「私と2人で頑張りました」と最後まで入院をせず、うつみの看病のもと、自宅で闘病したという。「病院へ行く、入院させるという考えが頭にチラとも浮かばなかった。当たり前だからです。自宅で私の横で私も頑張って、何とか元気にさせたいと思いました。病院になんて浮かんだこともありません。愛川の意志は何も聞いてない。愛川がうちが好きなことが知っているからです」と入院という選択肢は一切なかったことを明かした。

 報道陣から、病気を良くする選択肢として「入院」の選択肢を選ばなかった理由を聞かれると「病院へ行ったら治るんですか?」と声を荒げる場面も。「うちが好きなのを知っているから、うちに来てくれるお医者さんと頑張りました」と最後まで2人で過ごしていたという。

 「全部が幸せでした。ずっと手を握っていました。ずーっと」と話したうつみ。「(仕事は)ギリギリまでです…痛いという言葉は聞いたことはありません。強い人でしたね」と話した。最期の状況については語らず、「そんな質問できますか、私に…。悲しくてそんな質問は酷です」と言葉を詰まらせると、スタッフから「もう少しご配慮を」と注意が入る一幕もあった。

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