【覆面座談会】愛川欽也さん逝く　異例…５０時間以上発表されず

４月１５日に亡くなった愛川欽也さん

　初夏の訪れとともに気温が上昇する中、芸能界もさまざまな話題でヒートアップ。４月１５日には愛川欽也さんが８０歳で急逝。おなじみの座談会メンバーが旬のネタの裏側に迫ります。

　スポニチ本紙デスク　愛川欽也さんの急死は驚いた。

　週刊誌記者　テレビ東京「出没！アド街ック天国」の最後の出演が放送されたのが３月７日。それからわずか１カ月あまりだったからね。しかも、４月１５日に亡くなってから５０時間以上も発表されず、報道陣が自宅前で右往左往するという異例の事態だった。

　ワイドデスク　１５日夕方には「愛川さんが亡くなったようだ」との情報が流れて、多数の報道陣が自宅前に駆け付けた。だけど、妻のうつみ宮土理や事務所の対応が一切無く、裏取りが容易じゃなかった。スポニチなど一部新聞が１７日付１面で「死去」と報道したけど、テレビは遺族側から発表がないかぎりは断定的に報じるのは難しい状況で、１７日午前８時にうつみが喪服姿で出てきた時は局内が騒然となった。

　スポニチ本紙デスク　密葬後に送られてきたファクスによると、亡くなったのは４月１５日午前５時１１分。くしくも同日の夜に「アド街」の収録があったが、共演者は訃報を知らなかった。愛川さんは昨年１２月に肺がんが見つかった。その後、共演者に体調不良は伝えていたが、病名は明かしていなかったそうだ。

　リポーター　愛川さんの浮気や前妻の話も週刊誌で伝えられているが、うつみが公の場で、愛した夫について語る日は来るのかな。

　スポニチ本紙デスク　愛川さん急逝が発表されてから４日後の２１日夜、ザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦さんの訃報が飛び込んできた。翌２２日には、所属事務所が加瀬さんの自殺だったことを正式に発表したんだけど、その記事の出稿を夜に終えたタイミングで、今度は萩原流行さんの事故死のニュースが入ってきた。

　ワイドデスク　「訃報は続く」と言われるが、これだけ相次ぐのも珍しい。加瀬さんが闘病中に自ら命を絶ったことに、加山雄三ら親しかった人たちは大きなショックを受けていた。一方、萩原さんは２年半の間に４度の交通事故。接触したのが警視庁の護送車というのにも驚いた。

　リポーター　萩原さんの妻で女優のまゆ美さんが亡くなった翌日、気丈に報道陣の取材に応え、「濃密に生きて終えた」と語っていたのが印象的だった。

　スポニチ本紙デスク　我々も訃報が続くのはつらくて悲しい。せめて故人の生きざまや功績をしっかりと伝えなければと、あらためて感じたね。