染五郎、カジノでお練り 歌舞伎のラスベガス上陸に「興奮」

[ 2015年5月5日 15:55 ]

4日、米ラスベガスのベラージオホテル内で、「お練り」前に記念撮影する市川染五郎(中央)ら

 歌舞伎役者、市川染五郎や松竹の関係者が4日、米ラスベガスで8月に上演する新作の制作発表を行った。記者会見後、ホテル内のカジノを行列で歩む「お練り」や、鏡開きを披露した。

 8月上演の演目は夏場に人気の芝居「鯉つかみ」をテーマにしたもの。統合型リゾート大手MGMリゾーツ・インターナショナルが運営するラスベガスの高級ホテル「ベラージオ」にある大型の噴水の中に舞台を設置し、視覚効果などの工夫を凝らしたショーになる予定だという。14~16日の3日間で5回の上演を予定している。観覧は無料。

 市川は会見で「歌舞伎が初めて上陸するラスベガスで上演できるので興奮している。(歌舞伎の)歴史などを踏まえ、現代に生きるものを伝えるという日本や歌舞伎の『底力』をお見せしたい」と意気込みを語った。

 市川がホテル内のカジノでお練りをすると、居合わせた観光客が携帯電話で撮影するなどしていた。その後、8月の上演場所となる噴水前で鏡開きを行った。

 2016年5月には歌舞伎公演や各種のイベントを組み合わせた「ジャパン・カブキ・フェスティバル・イン・ラスベガス」も予定されている。(共同)

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