笑点「時代を切り取る」意図不変 担当Pは「次の50年目指す」

[ 2015年5月5日 09:03 ]

「笑点」現在の大喜利メンバー(前列左から)林家木久扇、桂歌丸、三遊亭好楽(後列左から)林家たい平、三遊亭円楽、三遊亭小遊三、春風亭昇太、山田隆夫

「笑点」放送50年目

 笑点の制作を担当する制作会社「ユニオン映画」の飯田達哉制作部長は、現在のスタッフでは最もキャリアのある人物。「三波さんは、まず自分がウケたい人でした。円楽さんは一歩引いて、出演者を立てる気持ちが強かった。歌丸さんは皆さんのキャラを引き出すのがうまいですね」と歴代司会者の特色を振り返る。

 ただ「大喜利を通じて時代の特徴を面白く切り取る」という番組の意図は不変。日本テレビの中村博行プロデューサーは「次の50年を目指しています」と言い切っていた。

 ≪第1回から出演は歌丸のみ≫番組の長い歴史で、第1回から出演しているのはスタッフを含めても桂歌丸(78)のみ。途中、何度か休養したことがあるため、総出演数こそ木久扇に譲るが、司会でもあり文字通り番組の顔だ。また三遊亭円楽、三遊亭好楽、三遊亭小遊三の3人もキャリア30年を超えるベテラン。番組の中村博行プロデューサーは「楽屋でも出演者は常に誰かを笑わせようとみんなボケまくっています」と笑う。まだまだ番組は安泰のようだ。

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2015年5月5日のニュース