市村正親 16年ぶり再演「大人げない」男の3人舞台に自信

[ 2015年4月27日 15:33 ]

舞台「ART アート」公開ゲネプロに出席した(左から)益岡徹、市村正親、平田満

 俳優の市村正親(65)、平田満(61)、益岡徹(58)が出演する舞台「ARTアート」が東京・池袋のサンシャインシティ劇場で10日に開幕する。初日を前日に控え、3人が報道陣の取材に応じた。

 ヤスミナ・レザ作の中年男3人の友情を描いたコメディーで、99年に上演された舞台の再演。01年に一部キャストを変更した再演を経て、今回、16年ぶりに初演のメンバーでの再演となる。「16年前にやったときに、もう一回やってみたいと言っていたので実現してよかった」と3人の再会を喜んだ市村。16年という月日にも「外観は変わりましたけど、そんな変わらないですね」と笑った平田。初演以来の出演となる益岡は「16年経っての再演ってなかなかない。長さと重さを噛み締めながらやっています」としみじみ。

 市村は「(16年経って)男3人の友情を実感で言える台詞も増えてきて、それが強み」と話せば、益岡も「大人3人の芝居なのに、やり取りが大人げない。子供っぽいやり取りがいい年をしてできる明解さが見えてきた」と続けた。

 16年前は妻で女優の篠原涼子(41)とまだ結婚もしていなかった市村。「今は親子で『アート』ごっこしてる。3人男がいるんでね。次男が僕の役で、(益岡の)セルジュが長男の役。男3人でいつも僕がいじめられてますよ」と笑っていた。

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