平原綾香「婚期を逃すような気がして」声優初挑戦

[ 2015年4月26日 11:38 ]

「サウンド・オブ・ミュージック 製作50周年記念 吹き替え版」リリース記念舞台あいさつに出席した(左から)石丸幹二、平原綾香、日笠陽子

 歌手の平原綾香(30)が26日、都内の映画館で行われた「サウンド・オブ・ミュージック 製作50周年記念吹き替え版」リリース記念舞台あいさつに登壇。主人公・マリア役で声優に初挑戦し、「また一歩前に進むことができる経験ができた」と清々しい表情で語った。

 普段は歌手としてステージに立っている平原だが映画の舞台あいさつという慣れない環境に「映画館でここに立つのは初めてなので、とつも緊張してます」。声優も今作が初挑戦となり、「ナレーションとかはいくつかしたことあったんですが、声優は本当に初めて。何がわからないかもわかならいところから始めた」と話した。

 オファーを受けた当初は「本当に時間がなくて、受けたくても受けられない状況だった」という平原。ただ「この話を断ったらもうない。60周年記念だと10年後で40(歳)なので年齢的にもう来ないかな」と考え、「婚期を逃すような気がして何とか時間を調整して受けた」と経緯を説明。

 練習時間がない中、コンサート後の深夜、ホテルの部屋でひとり練習を繰り返したといい、「隣の方はうるさかったと思うけど、そんなのかまってられないぐらい、切羽詰まっていた。台本が厚くて…見た瞬間帰ろうと思った」と苦笑い。「(マリア役の)ジュリー・アンドリュースさんの息の吸い方が私と違った。まず、呼吸を合わせていくことで歌声も似てくるので、アンドリュースさんが日本語で歌っているというイメージにしたかった。まずは彼女をコピーすることから始めた。すごく緊張しましたけど、受けて良かった」を笑顔を浮かべた。

 そんな平原の声優っぷりを、石丸幹二(49)は「映画を見たら最高、絶品だった。平原さんの声がすごく自然で、実写版で舞台をやってもいいんじゃないかと思った、それぐらい素晴らしかった」と絶賛。その言葉に、平原も「褒められちゃいました」と照れ笑い。「映画を見てると、台詞とか自分だけ下手だなと反省することもあったけど、喜んでくれたのでそれだけで良かった」と晴れやかな表情を見せた。

 「サウンド―」は59年に上演されたミュージカルの映画化で、65年に上映され、作品賞をはじめアカデミー賞5部門を受賞するなど、世界的に大ヒットした名作ミュージカル映画。製作50周年を記念し、あらたに制作された日本語吹き替え版が収録されたブルーレイ&DVDが発売される(5月2日発売)。

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