絞扼性イレウスとは…オダギリ夫妻の次男、14日手術も20日に容体急変

[ 2015年4月25日 05:35 ]

俳優のオダギリジョーと、妻で女優の香椎由宇

 俳優のオダギリジョー(39)と女優の香椎由宇(28)の次男(1)が、絞扼(こうやく)性イレウスのため20日午前6時23分に死去していたことを24日、双方の所属事務所が連名のファクスで発表した。書面によると、14日に診断を受け緊急手術。以降、治療を続けていたが20日に容体が急変したという。

 絞扼性イレウスは腸閉塞(へいそく)の一種で、腸管自体と同時に腸管壁の血管が何らかの理由で締め付けられ、血行障害を起こし短時間で組織が壊死(えし)する。急で激しい腹痛を伴い、敗血症によるショック症状を引き起こすこともある。放置すれば100%死に至り、可能な限り早めの手術が必要となる。原因として腸の炎症のほか、異物の誤飲や消化の悪い食物の摂取などが挙げられる。

 ▼山野医療専門学校副校長・中原英臣氏 イレウスは腸が閉塞し、消化物が通らなくなる症状。絞扼性イレウスは、腸がねじれて絞られた状態でかつては腸捻転と呼んだ。イレウスには、さまざまな原因がある。がんなどの腫瘍や胆石で閉塞することもあり、大人も子供もなる。痛みを感じたら、すぐに医者に行くべき。

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