悲しみこらえ…萩原さん妻「警察の説明、おかしいと思うところも」

[ 2015年4月24日 05:37 ]

報道陣に対応する萩原流行さんの妻・まゆ美さん

 バイクを運転中に交通事故で死亡した俳優萩原流行さん(享年62)の妻で女優のまゆ美さん(62)が23日、取材に心情を語った。

 まゆ美さんはこの日、警視庁杉並署で事故について説明を受けた。護送車についてもそこで聞いたといい、取材陣から感想を求められると「事実関係が分からないので何とも言えない。捜査に時間がかかると言われた」と話した。一方で「説明に少しおかしいと思うところもあった。徹底的に調べてほしい」と全容解明を願った。萩原さんの遺体は同署に安置され、いつ動かせるか分からないという。

 この日朝にも自宅前で取材に対応。夫の悲報を聞いた時の心境を「あの人らしいと思った」と振り返り「濃密に生きて終えた。悲しみより俳優として死んで良かったという気持ちが強い」としのんだ。

 事故当日、萩原さんは四谷にある行きつけの美容院に行く途中だった。「“気を付けて行くのよ”と声を掛け、“うん”と笑顔で返してくれたのが最後」。病院に駆け付けた時には、すでに亡くなっており「顔に傷が残っていたけれど、とてもきれいで穏やかな顔だった。それが救いです」と悲しみをこらえた。

 萩原さんはうつ病を患っており、薬を服用していた。事故との因果関係を問われると「運転する前は飲んでいなかった。事故とは関係ないと思います」と否定。最近2年半で4度目の交通事故となったが「(事故の)報道後は特に安全運転を心掛けていた」と強調した。通夜・告別式の日取りは未定。故人の遺志を尊重し、密葬で営まれる予定という。

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