自殺だった加瀬さん 下咽頭がんで声失い精神的に不安定に

[ 2015年4月23日 05:30 ]

死去した加瀬邦彦さん(2010年撮影)

加瀬邦彦さん死去から一夜

 加瀬さんは昨年2月に下咽頭がんを発症し、翌3月に手術を受けていた。関係者によると、手術で声帯を除去。その後、自宅療養してステージ復帰を目指してきたが、今月に入って体調を崩し、精神的に不安定になったという。知人は「どうしてもステージに立ちたいという思いがかなわず落ち込んでいた」と明かした。

 家族が20日に自宅で倒れている加瀬さんを発見。同日午後9時に死亡が確認された。所属事務所は「必ずステージに戻ってくると信じておりましたが、願いが届かず無念です」とコメントした。

 加瀬さんは声帯除去手術を受けた後、呼吸用のチューブを喉に通して生活していた。捜査関係者によると、加瀬さんはこのチューブをふさぎ、自殺したとみられる。

 声帯を除去したことで声を失ったが、最近は音楽プロデューサーのつんく♂(46)が取得しようとしていることで知られる「食道発声法」によって声を取り戻していた。それだけに、加瀬さんの自殺を衝撃をもって受け止める関係者が多いという。

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2015年4月23日のニュース