サザン“誌上最大”の作戦!「葡萄」PR、5週刊誌とコラボマガジン

[ 2015年4月22日 05:30 ]

PRに新機軸を打ち出したサザンオールスターズのメンバー

 5人組バンド「サザンオールスターズ」の“週刊誌”が発行される。最新アルバム「葡萄」をPRする特別誌で、週刊文春(文芸春秋)、週刊現代(講談社)、週刊ポスト(小学館)、週刊プレイボーイ(集英社)、週刊SPA!(扶桑社)の5誌が協力して製作。各編集部が企画・編集した誌面を1冊にまとめ、「スペシャルマガジン 総力特集 サザンオールスターズ“葡萄”」として24日から無料配布する。

 サザンは時に週刊誌に追われる立場だが、今回、所属レーベルや事務所が、合計公称部数で200万部を誇る5誌とのタッグを計画。各編集部がアルバム収録曲から1曲を選び、それに関する記事で特集面4ページを作る企画を持ち込んだ。各誌ともユニークなオファーを快諾。各誌のカラーを出す表紙まで作り上げた。

 拉致問題をテーマにした曲「Missing Persons」を取り上げたのは文春。北朝鮮に愛娘めぐみさんを拉致された横田滋さん、早紀江さん夫妻にインタビューし、同曲を聴いた感想などを記事化した。

 プレイボーイは「サザン エロ歌の37年史」として、エッチな歌の数々を、各時代のエロ文化と照らし合わせて独自解説。表紙はタレント小島瑠璃子(21)の水着撮り下ろしという力の入れようだ。

 週刊誌をよく読んでいるというボーカル桑田佳祐(59)は、刷り上がった“サザンマガジン”5誌を見て「これは面白いね」と喜んでいる。

 15万部限定で、24日から全国1万1000店以上のローソンで無料配布。各店舗10部強の入荷となる見込みで、「葡萄」が発売3週間で40万枚以上売れていることから考えれば争奪戦は必至だ。

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