古舘キャスター 自民のテレ朝聴取に「伝えるべきニュースを伝える」

[ 2015年4月17日 22:52 ]

古舘伊知郎キャスター

 テレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスター(60)が17日、自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)がNHK、テレビ朝日の局幹部に事情を聴いたというニュースを受け、キャスターとしての決意を示した。

 NHKは「クローズアップ現代」でやらせが指摘され、同局の調査委員会が中間報告で一部の誤りを認めた。テレビ朝日では、「報道ステーション」で元官僚の古賀茂明氏が「官邸の皆さんからバッシングを受けてきた」などと発言。菅義偉官房長官が会見で「全くの事実無根」と反論した。

 古館氏は自民党が両局幹部に事情を聴いたというニュース映像が流れた後、一拍置いて話し始めた。

 「世の中、100人いれば100通りの考え、意見があると思うんです。角度によって大きく意見が変わってくる、当然です」と感情を抑えるように語り、「今の私が言えることはただ一つです、テレビを見ている方にできる限りまっすぐ向いて伝えるべきだというニュースを伝えていく。その決意のみでございます」と自身のスタンスを主張した。

 そのうえで、「あとはテレビを見ている方々のご判断、その最終的なまとまりによってことは全て動いていくんだと、そういう風に考えております」と付け加えた。

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2015年4月17日のニュース