藤野涼子「ソロモンの偽証」完走 “両親”からの花束に感涙

[ 2015年4月11日 13:36 ]

母親役の夏川結衣(左)、父親役の佐々木蔵之介(右)から花束を贈られ、感激の表情を見せる藤野涼子

 人気作家・宮部みゆきさんの300万部を突破するベストセラー小説を2部作で映画化した完結編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」(監督成島出)が11日、全国313スクリーンで封切られた。

 主人公の役名で主演デビュー飾った藤野涼子(15)をはじめ、「E-girls」の石井杏奈(16)、板垣瑞生(14)ら中学生の主要キャスト、藤野の両親を演じた佐々木蔵之介(47)、夏川結衣(46)は東京・新宿ピカデリーで舞台あいさつ。藤野は、「自分自身、成長できたと思う。でもそれは監督、スタッフやいろいろな方のおかげです」と感無量の面持ちで話した。

 成島監督は、サプライズで中学生たちに“卒業証書”を授与。藤野に対して「苦悩もあったけれど、これから大きく羽ばたいて」など、1人1人にねぎらいの言葉を贈った。

 さらに、藤野には両親から花束がプレゼントされ、佐々木は「父親としては寂しいけれど、誇りに思う。現場では悔し涙で泣いている姿ばかり見ていたけれど、涼子がこの現場を引っ張ってくれた。この先も涼子と呼べることがうれしいし、別の現場で仕事をするのが楽しみ」とエール。夏川も、「つらくても一生懸命やっている姿を見ていた。よく頑張りましたね」と話し、娘の肩を抱いた。

 これには藤野の涙腺も“決壊”。何度も声を詰まらせながらも、「卒業してしまうのは寂しいけれど、これからも頑張っていきたい」と気丈に話していた。

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