「あまちゃん」BS再放送でも驚異の満足度 人気の背景に「見逃し」

[ 2015年4月11日 10:17 ]

「あまちゃん」ヒロインの能年玲奈

 6日からNHK・BSプレミアムで2013年4月~9月に放映された朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の再放送(毎週月~土、午前7時15分~)が始まった。いまさら説明の必要のない大ヒットドラマだが、再放送にもかかわらず、異例の反響が話題となっている。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)の調査によると「あまちゃん」再放送の第1話接触数(見たと回答した人の数)は62人。この数字は地上波で同日に放送された最新作「まれ」(接触数149人)の半分以下の数字だが、「あまちゃん」はBSでの放送、しかも再放送であるという点を差し引くとかなり高い数字といえる。ちなみに今年3月まで放送されていた同枠の「梅ちゃん先生」再放送の初回は37人だった。

 しかも満足度は4・24(5段階評価)と再放送ということを考えれば、驚くべき数値。「梅ちゃん先生」は3・65も悪くない数字だが、「あまちゃん」の評価の高さをあらためて示した形となった。

 視聴者の回答を見てみると「あのあまちゃんが帰ってきた。オラ、やっぱりあまちゃんが好きだあ」(20歳・男性)、「やっぱりおもしろい!また毎日見たい」(49歳・女性)、「あの音楽を聴くと、気持ちがハイになる!!!」(54歳・女性)など、興奮気味の視聴者も少なくない。

 一方で「あまちゃんの第一話を見逃していたので新鮮に見られました」(42歳・女性)、「あまちゃんは本放送の時に中盤くらいからしか視聴しなかったため、ぜひ最初から見たいと思っていた」(50歳・女性)、「評判だった本放送は見ていなかったので、見てみる」(64歳・女性)など、本放送を見逃したり、“途中参戦”だった人には、まさにもってこいの再放送といえそうだ。

 再放送も本放送と同じく6カ月にわたる。2年前に放送した「あの頃」を追体験しながら見るもよし、「なぜあんなにも話題になっていたのか」と冷静な目で検証するもよし。「実はあまちゃん、見てないんです」という人も含め、9月までどのような反応が出てくるのか、気になるところだ。

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2015年4月11日のニュース