古賀氏、古舘の“反撃”は想定外「軽く流してくれるかなと」

[ 2015年4月10日 18:35 ]

古賀茂明氏

 テレビ朝日「報道ステーション」で自身の降板をめぐる発言や官邸批判などが波紋を呼んでいる元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が10日、インターネットニュース番組ニューズ・オプエド」に出演。「報ステ」最後の出演となった3月27日の放送で自身の言動についてキャスターの古舘伊知郎(60)から“反撃”されたことは想定外だったと明かした。

 この日は「オプエド」放送200回記念で、「報テレ」問題を中心に特別編成。古賀氏が最後の出演について語ったのは番組終盤だった。「報道ステーションはああいう風な流れになっちゃったんだけど、あれは僕の想定とちょっと違うんですよね」と切り出し「古舘さんが僕を攻撃してくるとは思わっていなかった。なぜかというと、同じような思いで働いている人だと、思いたかったんですね」と告白した。

 古賀氏は報道の役割として「真実を伝える」ことに加えて「権力を監視することも大事な仕事」と強調。「(報道の現場が)圧力に屈したり、問題を起こさないようにしようって、ちょとずつ表現の範囲を狭めていくと、自動的に考えが政府の範囲内に収まってくるようになって気付く能力さえ失っているんじゃない?ってね。そういう話をする予定だった」と、問題提起のための発言だったと説明。

 実際には古舘が「承服できない」と発言するなどテレビ朝日の立場を守る姿勢を示したため“バトル”となり、古賀氏は「最初と最後しか言えなかったため、脈絡がややなくなって唐突感が否めなかった」と、視聴者からは不可解とも受け取られかねない言動について釈明。自身の発言は「議論のキッカケにするため」と重ねて強調し「古舘さんが軽く流してくれるかなと思ったら、そうならなかったので残念」と振り返った。

続きを表示

2015年4月10日のニュース