ＭＢＳお天気・今出氏　４４年の活動に幕「楽しい気象解説の人生」

４４年の活動に幕を下ろしたＭＢＳ専属気象キャスターの今出東二氏

　大阪・毎日放送（ＭＢＳ）専属気象キャスターの今出東二氏（６７）が３１日、ニュース番組「ＶＯＩＣＥ」（月～金曜後６・１５）に生出演。１９７１年にラジオで気象解説を始めて４４年、８６年からＭＢＳ専属として「ＭＢＳナウ」の天気予報を担当して２９年の活動に幕を下ろし「長く続けられたことは視聴者の方の大変な応援のおかげ」と感謝を口にした。

　穏やかで親しみやすいキャラクターが人気を集めたが「体力の衰え」を理由に勇退を決断。この日は通常通り、天気コーナーを務め、番組の最後に足跡を振り返るＶＴＲが流れた。気象キャスターの枠を超え、北新地のママとの対談などもあった。

　今出氏は「楽しいことが本当に多かったですね。楽しい気象解説の人生でした。ありがとうございました。いずれ引退の日が来るだろうと思っておりましたが、とうとう、きょう、その日が来てしまいました。私も年を重ねまして、そろそろ若い人にバトンタッチかな、ということですね。長く続けられたことは視聴者の方の大変な応援のおかげと、大変感謝しております。ありがとうございました」とあいさつした。

　後任は大阪大学外国語学部卒の才媛・西池沙織さん（２９）。ＮＨＫ高松、京都の両放送局で５年、フリーアナウンサーとして勤務。気象予報士の資格は半年前に取得した。４月１日から登場する。