車いすのシンガー・ソングライター森圭一郎、ハンドバイクで日本縦断へ

[ 2015年3月31日 07:20 ]

出発式&ライブで熱唱する森圭一郎

 “本当のバリアフリー”を形にする活動「Love Hand Project」を日本に広めるために、車いすのシンガー・ソングライター、森圭一郎(37)が、約半年間かけてハンドバイク日本縦断ツアーすることになり、このほど東京・文京区の文化シヤッターBXホールで出発式&ライブを行った。

 16歳の時にバイク事故で車いす生活を余儀なくされた森が「障がいのある人は助けを求めたいけど、なかなか声をかけられない時があります。また、助けたい人たちも声を掛けたいけど「断られたらどうしよう」という気持ちから、声をかけることのできない現状があります。この不安から生まれる状況をこのマークを使い解消するんです」と活動の趣旨を話す。

 森はこの活動を日本に広めるために4月6日に鹿児島・照国神社をスタートし、九州~中国~関西~東海~関東~東北~北海道と約4カ月かけて、電動アシスト付きハンドバイク(手漕ぎ自転車)で8月15日にゴール地点となる札幌・護国神社を目指す約2500キロの日本縦断ツアーに挑戦する。

 これまで12年にニューヨークからカリフォルニアまで43日間の米横断ツアーや、13年3月から鹿児島・徳之島に特別支援学校を建設するための署名を行うための日本縦断ライブツアーを行ってきた森が挑戦する今回のハンドバイクでの日本縦断ツアーについて「正直、不安はありますが無事に完走することが自分の目標ですし、皆さんの応援で8月15日に札幌でゴールできるように頑張りたい。そして、Help Me、Help Youという意思表示をして、全国の人たちと声をかけ、助け合い、Love Hand Mindで日本中を巻き込んでいきます」と意気込みを力強く語った。

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