川栄李奈 卒業決意の訳つづる 襲撃事件で「今やりたいことをやろう」

[ 2015年3月27日 12:56 ]

涙を流しながら卒業を発表する川栄李奈

 26日にAKB48グループからの卒業を発表した川栄李奈(20)が27日、自身のブログを更新。

 「昨日は卒業発表をしました!緊張したぁぁぁー」としながらも「去年握手会での事件があってから自分の中でなにかが変わりました。当たり前のことが当たり前じゃなくなった時、その時初めて気付くことや感じることがたくさんありました。自分がいつどうなるかなんて誰にもわからないだから私は今やりたいことをやろう!そう思いました♪」と改めて卒業を決意した訳をつづった。

 また、今後の夢を「私の夢は女優さんになることです」とし、「今のままで決っして女優さんにはなれません。だから一から勉強をして何年かかるかわからないけどみなさんを感動させられる素敵なお芝居が出来る人になりたい!握手会に出れないから卒業ではなく、AKBでできることが減った中、自分の夢を叶えたいと思ったから」と強い決意を示し「大きな決断をしたからには頑張ります。応援よろしくお願いいたします」と締めていた。

 なお、卒業日は未定となっている。

 ファンにとって衝撃の発表は、コンサートの最後、「春の人事異動」の中で行われた。各メンバーの人事を読み上げていた茅野しのぶグループ総支配人(32)が最後に「川栄李奈、卒業」と発表。ステージ上の大型ビジョンに川栄の覚悟を決めた笑顔が映し出されると、会場の約2万4000人から「え~!?」とどよめきが起きた。

 高橋みなみ総監督(23)が「決めていたの?話せる?」と問いかけると、川栄は「はい」とうなずき理由を語り始めた。

 「私は昨年の事件から握手会に出られなくなりました。AKBは握手会を大事にしているのに私は出られない。これからも出られることはないでしょう。周りの人は“気にしなくていい”と言ってくれるけれど、私は気にしてしまいます」と目に涙を浮かべながらつらい胸の内を打ち明けた。運営側は事件による精神的ダメージの大きさに配慮し握手会などへの参加に関しては本人の意思を最優先してきた。

 川栄は卒業後について「私はお芝居をすることが好き。ドラマに出させてもらって、周りから刺激を受けています。今のままじゃまだ通用しないので、一から勉強して、自分の夢を追いかけたい」と女優業に進む考えを表明。高橋の「頑張って」の声に「頑張ります!」と力強く答えた。

 卒業の時期は明かさなかったが、6月6日の選抜総選挙開票イベント後に、卒業公演のタイミングを計るとみられる。

 ◆川栄 李奈(かわえい・りな)1995年(平7)2月12日、神奈川県生まれの20歳。10年7月、11期生オーディション合格で研究生に。同11月、研究生公演で公演デビュー。14年の総選挙16位。1メートル52、血液型O。

続きを表示

2015年3月27日のニュース