竹中直人「月9」池井戸ドラマで敵役!寺尾聰とベテラン対決

[ 2015年3月27日 06:00 ]

「ようこそ、わが家へ」で営業部長・真瀬博樹役を演じる竹中直人

 「嵐」の相葉雅紀(32)が主演するフジテレビの“月9”ドラマ「ようこそ、わが家へ」(4月13日スタート、月曜後9・00)に、俳優の竹中直人(59)と女優・山口紗弥加(35)が出演することが決まった。

 ドラマはTBS「半沢直樹」などで知られる直木賞作家・池井戸潤氏(51)の同名小説が原作。相葉演じる気弱で争いごとが苦手な主人公・倉田健太は駅で割り込み乗車をしようとした男を注意したことから身の回りで嫌がらせが起こり始め、家族とともにストーカーの恐怖にさらされていく。同時に、寺尾聰(67)演じる主人公の父・太一は会社の不正と対決。ドラマはストーカーとの闘いとともに、池井戸作品真骨頂の企業ドラマも描かれるサスペンスタッチのホームドラマとなっている。

 昨年1~3月に放送された「失恋ショコラティエ」に続いて2年連続の月9出演となる竹中は、太一と敵対する営業部長・真瀬博樹役。96年10月期の「おいしい関係」以来、実に14年半ぶりの月9レギュラー出演となる山口は太一の部下として総務部で働き、「領主書デカ」とあだ名される契約社員・西沢摂子役を演じる。

 気弱な性格のためか大手都市銀行「青葉銀行」の出世レースから脱落し、取引のある中小企業「ナカノ電子部品」の総務部長として出向中の太一。ある日出社すると摂子が他部署の人間による交通費の二重取りを指摘してきた。不正の疑惑を持たれたのは、営業成績はダントツだがアクも押しも強い真瀬で…。

 「半沢直樹」の大和田常務など、池井戸作品の企業ドラマには強烈な敵役が登場してきた。今回その強敵を演じるのが池井戸原作ドラマは初出演となる竹中。プロデューサーの羽鳥健一氏は「見ていて憎たらしい!と思いながらも、不謹慎ながら今度はどんな手を使ってくるのか、総務部長とどんなやり取りをするのか、そしていつの間にか視聴者が真瀬部長の登場が楽しみになってしまっている…」と真瀬のキャラクターを表現し、「(竹中には)『本当に怖い人』を演じてほしいとお願いしており、実際に演じていただいてみて、『本当に怖い』のですが、どこか人間臭さにあふれた『真瀬部長』の姿に感動さえ覚えています」と期待通りの竹中の人物造形を称賛している。

 山口演じる摂子については「真瀬部長の不正を発見するのも彼女であれば、解決策を見いだすのも彼女。彼女なくして総務部は成立しないといっても過言ではありません。山口さんが持っているフラットですがすがしい魅力を存分に発揮してもらいながら、現在、役を演じていただいています」とコメントしている。

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