「ＮＡＲＵＴＯ」公開稽古　主演・松岡広大「世界基準で戦える」

２．５次元ミュージカル「ＮＡＲＵＴＯ」舞台稽古に臨む主演・松岡広大

　日本の漫画、アニメなどの原作を舞台化し世界へ発信するプロジェクト「２．５次元ミュージカル」の第１弾となる「ライブ・スペクタクル　NARUTO－ナルト－」（２１日～４月５日、東京・渋谷区アイア２．５シアタートウキョウほか）の記者発表と公開稽古が２０日、同劇場で行われた。

　「週刊少年ジャンプ」で１５年間にわたり連載され、全世界での単行本の累計は２億部を超える人気作品。主人公・ナルト役に抜てきされた松岡広大（１７）は、「不安や緊張はたくさんあるが、ファンの方以上の愛を持って携わっている。今までにない舞台のエンターテインメントになると感じている」と手応え十分の様子だ。

　共演の佐藤流司（２０）、伊藤優衣（２０）、須賀健太（２０）らとともに徹底的な筋力、体幹トレーニングを重ね、トランポリンなどを使うアクロバティックなアクションへの対応も万全。原作の大ファンという須賀は、「身体的にも初挑戦のことが多く、幕が開いても緊張状態が続いて気の休まらない舞台になると思うが、その分熱量が伝わるはず。誇りを持って臨みたい」と意欲を見せた。

　東京凱旋公演を含め国内４都市を回った後の５月２２日からはマカオ、マレーシア、シンガポールと世界ツアーを敢行。松岡は、「今までにないエンターテインメントになると自分でも感じている。世界基準で戦えると思う」と言葉に力を込めていた。