杏 月9「デート」撮了 あいさつの余裕なし「ギリギリまでセリフが…」

[ 2015年3月20日 09:00 ]

主演ドラマの月9「デート~恋とはどんなものかしら~」がクランクアップし、花束を受け取る杏

 女優の杏(28)が“月9”初出演にして初主演したフジテレビ「デート~恋とはどんなものかしら~」(月曜後9・00)が19日までに東京都内のスタジオでクランクアップした。ドラマ「リーガルハイ」などで知られる脚本家・古沢良太氏(41)のセリフの多さに、杏は「こういうクランクアップの日って、その日の朝くらいから“きょう、終わったら何て言おうかな?”とか考えるのが常ではあるんですけど、今回はそんなことを考える余裕が本当になかったです。ギリギリまでセリフがたくさんあって…」と笑いを交えながら語った。

 ドラマ「相棒」、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」、舞台「キサラギ」「趣味の部屋」など縦横無尽に活躍する古沢氏が恋愛ドラマに初挑戦。東大大学院数理科学研究科卒で超合理主義者のリケジョ・依子(杏)と「高等遊民」を自称する芸術・教養オタクのニート・巧(長谷川博己)、恋愛不適合者のイタい2人が結婚を目指してデートを重ねる姿をコミカルに描き、奇抜な設定が話題を呼んだ。

 無事に撮影終了を迎え、レギュラーキャスト8人全員それぞれが作品を振り返る中、昨年12月から始まった撮影はデートシーンが多かったため、寒空の下の厳しいロケが大変だったと全員が苦笑いしながら共感。最後に杏が「皆さま、お疲れさまでした」と切り出した。

 相手役・長谷川との機関銃のようなセリフの応酬は何度となく視聴者に爆笑をもたらし、今年1月の完成披露試写会の際には「顔が筋肉痛になりそう」と話した杏。それは最後まで変わらなかったようだ。

 「こういうクランクアップの日って、その日の朝くらいから“きょう、終わったら何て言おうかな?”とか考えるのが常ではあるんですけど、今回はそんなことを考える余裕が本当になかったです」と笑いながらも「ギリギリまでセリフがたくさんあって、濃いお芝居が詰まっている。この現場の熱量っていうのが、この作品の答えなのかなって思います。それがまた凝縮された作品になるのを、楽しみに最終話を待ちたいと思います」と充実した表情。

 「セリフが長かったりして、余裕がない部分もたくさんありましたが、この『デート劇団』で4カ月間頑張らせてもらえて、本当に楽しかったです。ありがとうございました」と全力を出し切った様子だった。

 最終回は23日、15分拡大放送。依子(杏)は30歳の誕生日を迎えた。鷲尾(中島裕翔)に電話をかけて予定を聞くが、大事な商談が入ったため会えないと言われる。時間を持て余した依子は大好きな路線バスに乗り、横浜市内を巡ることに。すると、巧(長谷川)が乗り込んでくる。佳織(国仲涼子)を含めた恋の行方は…。

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