大沢たかお 8年越しの夢結実させた主演映画「すごいなと…」

[ 2015年3月12日 21:02 ]

都内でトークショーを行った大沢たかお

 俳優の大沢たかお(48)が12日、主演映画「風に立つライオン」(監督三池崇史、3月14日公開)のトークショーを東京・港区のビルボードライブTOKYOで行った。

 三池監督が同所で不定期に開催している上映会「大人だけの空間」の第14弾で、大沢が参加するのは2013年「藁の楯」以来2度目。「風に立つライオン」は、さだまさしが1987年に発表した同名楽曲がベースになっており、ほれ込んだ大沢が「ファンクラブのイベントに強引に出て、映像として見てみたいとお願いした」と直談判。企画者として交渉開始から8年越しで実現させた、ケニアを舞台にした壮大な人間ドラマだ。

 その間、ドキュメンタリーの仕事でアフリカに行った体験なども話したそうで、「たまたまそのドキュメンタリーを見てくれて、僕が本気で考えていると思ってくれたみたい」と、さだが原作となる小説を執筆。完成した作品を見た際は「本来であれば自分の仕事をジャッジする場なので、反省や後悔を繰り返すけれど、初めて観客として見られて自分が出ているとは思わなかった。今まで80本くらい出ていて手前みそだけれど、見終わって『すごいな』って言ってしまった」と感慨深げだった。

 三池監督も、「個人的には奇跡が起こった。いろんな出会いがあって、映画に作らされているようで、見たこともないようなものが作れた実感があった」と満足げ。ケニアでの1カ月に及ぶ過酷なロケも体験した大沢は、「一生経験できないような、僕の宝物になった。命のバトンがテーマなので、そのバトンが皆さんの心に届けば」と言葉に力を込めていた。

続きを表示

2015年3月12日のニュース