「アリスのままで」監督のR・グラッツァー氏死去 ALS患う

[ 2015年3月12日 11:54 ]

 映画監督のリチャード・グラッツァー氏が10日、ロサンゼルスで死去、63歳。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていた。米メディアが報じた。

 52年1月、米ニューヨーク生まれ。バージニア大で英語を学び、映画・テレビ産業に。同性の配偶者ワッシュ・ウエストモアランド氏と共に映画製作に携わり、06年に「キンセアニェラ」でサンダンス映画祭審査員大賞、観客賞受賞。

 11年にALSと診断され、病気が進行する中、指とiPad(アイパッド)を使いながら若年性アルツハイマー病と診断された女性を描いた「アリスのままで」を14年に製作。主演のジュリアン・ムーアが今年2月のアカデミー賞で主演女優賞を獲得した。(共同)

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2015年3月12日のニュース