東北出身タレント故郷で思い新た 生島氏がサンドが…支え続ける

[ 2015年3月12日 05:30 ]

フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏

東日本大震災から4年

 東日本大震災から4年の11日、東北出身の芸能人らも被災地入りし、思いを新たにした。フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏(64)は、10日夜から出身地の宮城県気仙沼市入り。俳優の渡辺謙(55)が震災後に開いたカフェ「K―port」から、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」(午前5~6時)を生放送した。

 震災後は何十回となく東北に足を運んだ。スポニチ本紙の取材に、復興具合について「まだ半ば。昔のように暮らせる人もいれば、厳しい現状にいる人もいる」と語った。大学進学を希望する震災遺児のサポートに尽力しており、これまで2人が高校を卒業。「震災を風化させないよう、継続することが重要」と力を込めた。

 津波で実家が流され、妹を亡くした。「友人も亡くなった。でも、へこんでいてはダメ。亡くなった人の分まで生きることが最高の供養」と話した。震災後、色紙などには「一日一生」と書くことにしている。ラジオ放送終了後に帰京し、午後2時46分は仕事仲間らと黙とうした。

 仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」は、同じ気仙沼市で、テレビ番組の生中継に出演。震災当日も同市におり、近くの高台「安波山」に避難した。この日も安波山を訪れ、発生時刻に黙とうした。富澤たけし(40)は、ブログに「東京で暮らしていると、4年という月日はあっという間。被災地に行くと時が止まったままのように感じる場所もあります」と記した。

 同県栗原市出身のお笑いタレント狩野英孝(33)は、実家の櫻田山神社が被災。鳥居が傾くなどの被害に遭った。この日、ツイッターに「今日、宮城は雪がチラついてます。こんなに寒い中、みんな苦労したんだと思うと本当に大変だったんだと感じます」などとつづった。

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2015年3月12日のニュース