思い出卒業ソング1位はユーミン「卒業写真」、「3月9日」が躍進

[ 2015年3月9日 14:03 ]

思い出の“卒業ソング”で「卒業写真」が昨年に続き1位となった松任谷(荒井)由実

 音楽情報誌「CD&DLでーた」が9日、卒業シーズンに合わせ10~30代の男女を対象に調査した「卒業ソング」ランキングを発表した。

 この調査は2月9、10日に「あなたの心に残る思い出の“卒業ソング”を1曲、教えてください」との設問で行われ、ネットを通じて10代から30代までのエンタメ接触ユーザーを抽出し、1369人(男性678人、女性691人)から回答を得た。

 1位は昨年に続き荒井由実の「卒業写真」、2位はレミオロメン「3月9日」が昨年8位から躍進し、3位は海援隊の「贈る言葉」(昨年2位)だった。

 「卒業写真」は、発表が1975年だが「卒業式で歌った」という思い出とともに、30代女性からの得票を多く集めた。そのほか「卒業式に担任の先生が歌ってくれた」(20代男性)、「しんみりとした曲が印象深い」(20代・女性)と若い世代の支持も集めた。

 「3月9日」は04年発表の作品で、「卒業を意識したようなPVのストーリーが印象的」「ドラマの卒業式のシーンで使われ、それ以降卒業シーズンによく聴くようになった」といったコメントが寄せられ、「贈る言葉」はドラマの印象が強く、特に30代男性からの得票が多かった。03年には人気ロックバンドFLOWがカバーをリリース、若い世代にとっても卒業を連想させる楽曲として認知されている。

 このほか、今回初めて20位以内にランクインした「YELL」(いきものがかり、7位)や、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(アンジェラ・アキ、13位)は、NHK「みんなのうた」などでも起用され、非常に認知度の高い作品だ。

 また、11位の「桜ノ雨」(absorb feat.初音ミク)は「卒業式で歌った」という10代の支持を集めた。「アーティストが非実在なので自分たちの歌のよう」「卒業シーズンに動画共有サイトでのランキングが高かった」など、音楽を取り巻く環境の変化がうかがえるコメントも寄せられた。

 20位までの順位と曲名、アーティスト名は以下の通り

(1)卒業写真(荒井由実)
(2)3月9日(レミオロメン)
(3)贈る言葉(海援隊)
(4)my graduation(SPEED)
(5)卒業(尾崎豊)
(6)さくら(森山直太朗)
(7)YELL(いきものがかり)
(8)道(EXILE)
(9)卒業(斉藤由貴)
(10)乾杯(長渕剛)
(11)桜ノ雨(absorb feat.初音ミク)
(12)栄光の架橋(ゆず)
(13)手紙 ~拝啓 十五の君へ~(アンジェラ・アキ)
(14)旅立ちの日に…(川嶋あい)
(15)想い出がいっぱい(H2O)
(16)桜(コブクロ)
(16)未来へ(Kiroro)
(18)さくら(ケツメイシ)
(19)卒業の歌、友達の歌。(19)
(20)キセキ(GReeeeN)

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