落語家の三笑亭夢丸さん死去 長年「ルックルック」リポーター

[ 2015年3月7日 20:03 ]

三笑亭夢丸さん

 落語家の三笑亭夢丸(さんしょうてい・ゆめまる、本名坂田宏=さかた・ひろし)さんが7日午前5時40分、中咽頭がんのため東京都内の病院で亡くなった。69歳。神奈川県横浜市出身。落語芸術協会の公式サイトで発表された。

 1964年、三笑亭夢楽門下に入門、夢八を名乗る。67年、二ツ目昇進。78年、真打に昇進し、夢丸を名乗る。69年11月から70年6月、日本テレビ「笑点」の座布団運びを務めた。

 日本テレビ「ルックルックこんにちは」のリポーターを長年務め、お茶の間に親しまれた。

 50代半ばすぎからテレビ出演を控え、落語家として精力的に活動。自ら懸賞金を出し「21世紀夢丸新江戸噺し」の台本を全国から募集。寄席の主任を務める際には受賞作を口演するなど、落語の普及向上に寄与した。

 2010年に中咽頭がんを発症。14年2月、浅草演芸ホールの主任を務めるまで回復したが、同3月、のどの不調から以後の出演を取りやめ、治療を受けることに。療養中だった。

 5月に行われる弟子・朝夢、夢吉の真打昇進披露興行を前に、帰らぬ人となった。

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2015年3月7日のニュース