勘九郎兄弟 父親代わり“おじさん”まで…ショックで話せず

[ 2015年2月26日 05:30 ]

<坂東三津五郎さん葬儀>弔問に訪れた中村勘九郎

坂東三津五郎さん本葬

 三津五郎さんの盟友だった故中村勘三郎さんの長男の中村勘九郎(33)と次男の中村七之助(31)は悲痛な表情で参列した。2人は、普段は気さくに報道陣に対応するが、この日は関係者を通じて取材を断った。

 周囲に「悲しくて、ショックで、きょうはお話ができません」と話していたという。

 幼いころから三津五郎さんは2人にとって“親しいおじさん”という存在で、かわいがってもらった。勘三郎さんが12年12月に57歳で他界した後は、父親代わりだった。最後の歌舞伎の舞台となった昨年8月の「納涼歌舞伎」には兄弟も出演。その「納涼歌舞伎」は三津五郎さんと勘三郎さんが主導して企画し、実現したものだけに、なおさら思い入れが強い。

 同年代の歌舞伎俳優らが三津五郎さんの思い出を語る中、いまだ胸中を明かせないほど打ちひしがれている2人。悲しみを乗り越えるには、時間がかかりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月26日のニュース