広瀬すず“日本一忙しい16歳”の宣言 26歳までは結婚しません

[ 2015年2月22日 09:50 ]

笑顔ででインタビューに答える広瀬すず

 注目度が急上昇中の若手女優広瀬すず(16)。ファッション誌「セブンティーン」の専属モデルを務める傍ら、CM10本に出演中。放送中の日本テレビ「学校のカイダン」(土曜後9・00)ではドラマ初主演も果たした。謎のスピーチライターに導かれ、言葉の力で学校革命の階段を駆け上がる女子高生役。スターのカイダンを駆け上がる新星に会ってきた。

 切れ長の大きな目。瞳がキラキラしている。連日朝から晩まで続く収録のハードさを感じさせない輝き。目薬?コンタクトレンズ?とその秘けつを探ると、「なんにもしてないですよ。フフフ」。まぶしすぎるくらいピュアで強烈な目力だ。

 姉でモデルの広瀬アリス(20)の所属事務所社長にスカウトされ、2012年「ミスセブンティーン」に選ばれ専属モデルになった。昨年5月に結婚情報誌「ゼクシィ」の7代目CMガールに起用され、当時15歳の初々しいウエディングドレス姿に注目が集まった。

 現在出演CMは10本に上り、ソフトバンク「白戸家」のお母さん(樋口可南子)の高校時代に扮したり、ロッテのガム「Fit’s」ではユニークなダンスを披露。「日本一忙しい16歳」と呼ばれており、「1年前とは生活が全然違います」と自身も飛躍に驚く。一方、ブレークの実感はないそう。「最近テレビも見られていないし、友達とも連絡を取れないので」と、売れっ子ならではの悩みも明かした。

 ドラマ初主演作の「学校のカイダン」は、地味で学内の底辺にいた女子高生・春菜ツバメが、謎のスピーチライター(神木隆之介)と出会い、言葉の力で革命を起こす学園ドラマ。毎回クライマックスには人の心を動かす名スピーチがある。長ぜりふのため、台本10ページに及ぶ場合もある。「他の現場に行くときも台本は手放せないです。でも、全体の流れを理解すると覚えやすいとコツをつかみました」と自信の笑み。

 ツバメとの共通点を「自分の意思を持ってるところ。人に流されないし、凄く負けず嫌い」と分析。私生活でも高校1年生。実際の学校生活は「友達が凄く多いわけではないし、騒ぐほうでもないけど、久々に友達と会うとテンションが上がっちゃう」と笑顔をはじけさせた。

 昨年4月の高校入学と同時に、静岡県から上京。東京での生活について「人が多いなって思います。でも、いろんなところに行けるから気分転換ができて楽しい」と満喫している様子。

 「仕事が早く終わると一人で買い物に行ったり、一人で映画を見たり。何でも一人でしたい派です」とかれんな印象からは想像がつかない行動派。最近は、人気番組の劇場版「テラスハウス クロージング・ドア」を一人で見たといい「周りは若いカップルばっかりで、凄かった」とおちゃめに話した。

 オヤジギャグ好きでもある。「ウケたことないんですけど」と苦笑いしながら、「最近は、監督が“お疲れちゃん”って言った時に、“お疲れチャンチャンコ”って言いました。よく言うのは“よっこいしょういち”です」。平成生まれの16歳が昭和のオヤジギャグにはまっている理由について、「前の作品の現場でスタッフさんが使っていて、私も癖になっちゃった」と照れ笑い。食べ物もニラやサツマイモ、枝豆が好物で「全体的に好みが渋いんです」と意外な一面を見せた。

 6月13日公開の映画「海街diary」では、オーディションで是枝裕和監督(52)に見いだされ、綾瀬はるか(29)らが演じる4姉妹の四女役に抜てきされた。台本を渡さず撮影現場でセリフを伝える是枝監督の演出法に感銘を受け、「大人になってからまたお仕事したい」と声を弾ませた。

 是枝監督からは「26歳までは結婚しちゃダメ。それ以降じゃないと許さない」と言われたといい、「仕事に専念できるのは一人の時しかないんだと思うので、26歳までは結婚しないで仕事を頑張ろうと思います」と宣言。10年後、どんな女優に成長しているか楽しみだ。

 ◆広瀬 すず(ひろせ・すず)1998年(平10)6月19日、静岡県生まれ。13年にフジテレビのドラマ「幽(かす)かな彼女」で女優デビューし、「謝罪の王様」で映画初出演。山下達郎「クリスマス・イブ」の30周年記念シングルのショートフィルムで主演を務めた。特技はバスケットボール。1メートル58。血液型AB。

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