小池栄子に八嶋智人…「マッサン」好調を支える“サイドストーリー”

[ 2015年2月9日 15:49 ]

NHK連続テレビ小説「マッサン」に主演する玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックス

 NHKの朝ドラが好調だ。玉山鉄二主演で、初の外国人ヒロインとなったシャーロット・ケイト・フォックスが話題の「マッサン」。5日の視聴率が同ドラマで最高の24・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。これまでの最高は前週1月30日の23・6%で、2週連続で最高視聴率を更新した。好調の背景には、マッサンのそばで描かれる“サイドストーリー”の魅力が要因の一つと言えそうだ。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象者3000人)によると、初回満足度は3・54と低い数値だったが、第2週から高満足度といわれる3・8を越え、12月18日放送の、堤真一演じる鴨居欣次郎とその息子英一郎が和解した回では「感動的だった」「泣いた」など、絶賛の回答が多く寄せられ、同ドラマ最高の4・05を記録した。

 1月に入ってからも高満足度の3・8以上をキープし、2月の第18週では、八嶋智人演じる俊夫と、小池栄子演じるハナとの恋愛模様が描かれ、「ハナさんの縁談が気になります」(42歳女性)、「小池栄子の演技がよい」(37歳女性)、「とし兄が面白い!」(29歳女性)など、ウイスキーに情熱を燃やすマッサンの周囲で起こるさまざまな人間模様が魅力的で、高満足につながっているようだ。

 初回はヒロイン・エリーへの「かわいい」「がんばれ」などのエールコメントが多く見られたが、中盤以降サブキャラクターの堤真一や、脇役といわれる出演者に視聴者の称賛の声が多く集まった。クライマックスが徐々に近づきつつあるが、魅力的なキャラクターたちがストーリーを大いに盛り上げ、どのように着地するのか。それぞれの出演者のこれからに熱い視線が集まる。

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2015年2月9日のニュース