ローラ父 詐取認める 捜査での否認は「子どもに迷惑を掛けると思った」

[ 2014年12月22日 16:25 ]

 タレントのローラの父親で、バングラデシュに帰国中診療を受けたと偽り海外療養費約98万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたジュリップ・エイエスエイ・アル被告(54)は22日、東京地裁(横山浩典裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、中古車輸出の仕事がうまくいかず、生活に困り事件を起こしたと指摘。詐取した金は借金の返済や生活費などに充てたと述べた。捜査段階で事件への関与を否認したことについて、被告が「子どもに迷惑を掛けると思った」と供述していたことも明らかにした。

 起訴状によると、被告は2007年4月、バングラデシュの病院で診療を受けたとする虚偽の申請書を東京都多摩市に提出し、8月に海外療養費を詐取した、とされる。

 海外療養費は国民健康保険制度の一つで、海外で支払った医療費の一部が還付される。在留資格のある外国人も加入できる。

続きを表示

2014年12月22日のニュース