「軍師官兵衛」最終回17・6% 全50回平均3年ぶり15%超え

[ 2014年12月22日 10:04 ]

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」クランクアップ。(左から)中谷美紀、濱田岳、速水もこみち

 「V6」の岡田准一(33)主演のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜後8・00)の最終回が21日に放送され、平均視聴率が17・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが21日、分かった。全50話の平均は15・8%で、2011年度「江~姫たちの戦国~」の17・7%以来、3年ぶりに15%を超えた。

 大河ドラマ第53作品。豊臣秀吉の軍師として戦国時代から江戸時代前期にかけて活躍した黒田官兵衛の人生を描いた。共演は豊臣秀吉役の竹中直人(58)、織田信長役の江口洋介(46)、官兵衛の父・黒田職隆役の柴田恭兵(63)のほか、中谷美紀(38)、谷原章介(41)、松坂桃李(26)、片岡鶴太郎(59)、黒木瞳(54)ら。

 「乱世ここに終わる」と題された最終回は、関ヶ原の戦いは長政(松坂)の活躍で家康(寺尾聰・67)が勝利。光成(田中圭・30)は処刑され、長政は筑前52万石の太守となる。天下人となった家康と大坂城で再会した如水(岡田)はその志高さに潔く負けを認める。その後、福岡で築城し、穏やかな晩年を過ごし…という展開だった。

 初回は関東では過去10年で2番目に低い数字となった18・9%でスタート。その後、浮き沈みもあったものの、中盤の物語の盛り上がりに合わせ、第29話で最高の19・4%を記録。

 だが、平均15・8%は2012年度・平清盛(12・0%)、1994年度・花の乱(14・1%)1968年度・竜馬がゆく(14・5%)、2013年度・八重の桜(14・6%)に次いで、史上5番目に低い数字となってしまった。これまでの最高は1987年度の独眼竜政宗で39・7%を記録している。

 来年1月4日からは井上真央(27)主役の「花燃ゆ」が始まる。

 ▼中村高志チーフプロデューサー 王道の大河ドラマの復権を目標に、全50回をお届けしました。黒田官兵衛の波乱万丈の生涯を岡田准一さんが見事に演じ抜き、超一流のキャストが支え、素晴らしいハーモニーが生まれ、視聴者の皆さまに楽しんでいただけるドラマを作ることができたのではないかと思っています。

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2014年12月22日のニュース