剛力ヒロイン起用理由 嵐・櫻井が「翻弄される無邪気さを表現」

[ 2014年11月25日 09:55 ]

「大使閣下の料理人」のヒロイン、ベトナム人女性を演じる剛力彩芽。華麗なアオザイ姿を披露

 歌手で女優の剛力彩芽(22)がフジテレビの新春ドラマスペシャル「大使閣下の料理人」(来年1月3日放送)のヒロインを務める。初共演となる「嵐」の櫻井翔(32)演じる主人公を支えるベトナム人女性で、原作にはないオリジナルのキャラクター。外国人役に初挑戦する剛力は華麗なアオザイ姿を披露。ベトナム語を話すシーンには「ただただ難しいです。勉強用で頂いた音声をとことん聞いて、聞いて、聞いて、指導の方に教えていただいてという感じです。でも、こうして新しいことに挑戦できるのはうれしいです」と苦労しながらも、役者としての喜びも見いだしている。

 原作は自ら日本大使公邸の料理人を務めた西村ミツル氏作、かわすみひろし氏画の同名漫画で、2002年に文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞を受賞した作品。一流ホテルで副料理長として働くフレンチ料理人・大沢公(櫻井)が、在ベトナム日本国大使館の公邸料理人に転身。料理と外交の駆け引きを描く。

 剛力が演じるのは父親が日本人、母親がベトナム人というベトナム国籍の女性、レイ・ティー・蘭(らん)。在ベトナム日本国大使館の職員で、公邸料理人に着任した主人公を料理助手としてサポートする。ある時はベトナム語の通訳を行い、またある時は外交に影響を及ぼす料理のヒントとなるような発想をする。
 
 編成企画の若松央樹氏は、ドラマ独自のキャラクターについて「原作はコミック25巻にわたる大作で、その中に主人公の助手役が2人登場してきます。前半は生粋のベトナム人女性で、後半は主人公に弟子入りしてくる若い日本人女性となっています。それぞれに非常に魅力的なキャラクターで、どちらの要素も取り入れたいと思い、原作の先生にも相談し、新たにベトナム人と日本人のハーフ、レイ・ティー・蘭というキャラクターを立ち上げました」と説明。

 「仕事に対してとても真面目で前向き、また若々しい分、気も強く、そしてちょっとドジ。ざっと言うと蘭はそんなキャラクターですが、まさにその雰囲気にピッタリだと思ったのが剛力さんでした。そして、間違いなくアオザイが似合う!という直感と、主演の櫻井さんが翻弄されるぐらいの無邪気さを表現してくれる方だと思い、オファーさせていただきました」と起用理由を語っている。

続きを表示

2014年11月25日のニュース