知られざる素顔 近隣住民の“健さ~ん”の声に窓を開けて手を…

[ 2014年11月19日 08:30 ]

59年2月、江利チエミさん(右)と結婚した高倉健さん

高倉健さん死去

 健さんは東京都世田谷区の一軒家に1人で住んでいたとみられる。近隣住民からは気さくな素顔をうかがわせるエピソードが浮かび上がった。

 親子3代にわたり近所に住む主婦(40)は、交友関係のあった数少ない住民。女性の祖父が健さんと妻だった故江利チエミさんと親交があったそうで、「最後に見かけたのは夏ごろ。車を運転されていた。娘が“健さ~ん”と声をかけたら、窓を開けて手を振ってくれた」と明かした。

 優しい人柄にも触れていた。女性の自宅は09年ごろに建て替えており、その時期に道で会った健さんに、女性の夫が「サインをください」とお願いした。すると後日、健さんがサイン色紙や写真集、新築祝いを持って訪れ、プレゼントしてくれたという。

 自宅から近い法徳寺には、江利さんの墓と代表曲「テネシー・ワルツ」の歌碑がある。住職の夫人は「月命日などの節目には必ずお参りに来られていたようです」と明かした。人目につかない早朝や夜に1人で訪れ、墓に手を合わせていたという。今年2月に三十三回忌の法要があり、その時期にもお参りしていたようだ。

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