武田鉄矢 映画デビュー作で唯一の共演「その1本が僕のすべて」

[ 2014年11月19日 05:30 ]

涙ながらに高倉健さんの思い出を語る武田鉄矢

高倉健さん死去

 武田鉄矢は「映画デビュー作で、とても大きな俳優さんに出会えた。200本以上の映画に出ていらして、共演させていただいたのは1本ですが、その1本が僕の全てと言ってもいい」と涙ながらに語った。

 台本の意図が理解できない時、健さんは「この映画のテーマ分かるか。“おかえりなさい”だ。それが人間にとって、どれだけ幸せなことなのかを描くんだ」と力説したという。武田が生返事をすると「おまえらにも、いつか分かる」と返ってきた。「健さんは(再婚せず)扉を開けても“おかえりなさい”のないおうちだった。寂しい思いをいくつも味わわれたんだろうと思います」と声を詰まらせた。「高倉健という美意識が、我々に弱さを一切見せず、残像だけを残して歩き去っていった。後ろ姿に深く、深く一礼したいと思います」と畏敬の念を口にした。

続きを表示

2014年11月19日のニュース