三田、初共演で赤面の思い出 小百合、感謝の思いでいっぱい

[ 2014年11月19日 05:30 ]

89年に「日本映画使節団」として中国を訪れた健さんと三田佳子。大草原で肩を抱き合う(三田佳子提供)

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 三田佳子(73)は「東京アンタッチャブル」(62年)で初共演。「撮影現場で突然、私の名前“みたよしこ”にかけて“みたよ、おしっこ”と言われました。もちろん現場の緊張をほぐすための、健さんならではの気遣いだったのですが、まだ20歳になったばかりの私は、恥ずかしさで真っ赤になってしまいました」と、健さんのおちゃめな一面を明かした。

 80年代後半には「日本映画使節団」の一員として中国・内モンゴル自治区への旅に同行。「使節団が大草原のパオ(遊牧民の移動式テント)で1泊した折、健さんのパオでお点前のコーヒーをごちそうになりました。その後地平線に沈む太陽の雄大さに、草原で2人肩を抱き合いながら、思わず涙がこぼれてきました。健さんの目にも熱いものがあったように思います」と思い出を語った。

 吉永小百合(69)も86年に中国へ同行した。それ以来、再会はかなわなかったというが、ともに日本映画界をけん引してきたスターとして「映画の世界に生きることの素晴らしさを教えていただいた方です。感謝の思いでいっぱいであります」とコメントした。

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