「理系」演じた伊藤淳史「計算ずくで生きてみたい」

[ 2014年10月27日 15:10 ]

 光回線を利用した映像配信サービス「ひかりTV」のオリジナル短編ドラマ「理系の人々」が完成し、主演の伊藤淳史が「数字とデータが大好きで、得意分野についてしゃべり出したら止まらない。はた目に見ると本当に面白い人たち」と、ドラマで描かれる理系の魅力を語った。

 元システムエンジニアが、自身をモデルに「理系」と呼ばれる人々の一風変わった“生態”をつづった人気コミックを実写化。伊藤が演じるのは、パソコンや電化製品をこよなく愛する典型的な理系男子だ。

 2005年の人気ドラマ「電車男」でもパソコン好きのオタクを好演した伊藤。自身は「全くの文系」で、今回も耳慣れない専門用語が並ぶ台本に「せりふがなかなか頭に入らなかった」と苦戦した様子。パソコンに向かい“心の声”に合わせて演技する場面は「『電車男』みたいで懐かしかった」と振り返る。

 劇中では「変人」ぶりが強調される理系だが、伊藤は「先の見通しを持って計画的に仕事に取り組む優秀な人々」と評価する。「自分は無計画で後から追い込まれるタイプなので、これからはもう少し計算ずくで生きてみたい」と、理系への“転身”もにおわせた。

 現行のフルハイビジョンより高精細な「4K」で制作され、主人公を取り巻く精密機械などの美しい映像も見どころの一つ。「理系の人々」は、ひかりTVのビデオサービスなどで順次配信中。

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2014年10月27日のニュース