ローラ父“デング熱詐欺”で再逮捕 海外療養費だまし取る

[ 2014年10月24日 05:30 ]

父親が再逮捕されたローラ

 バングラデシュで診療を受けたと偽り、海外療養費をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策1課は23日までに、詐欺の疑いで、タレントのローラ(24)の父親でバングラデシュ国籍の職業不詳ジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(54)=東京都江東区=を逮捕した。

 逮捕容疑は2007年、バングラデシュでデング熱にかかり、病院で約1カ月診療を受けたとする虚偽の申請書を当時住んでいた東京都多摩市に提出し、海外療養費約98万円を同市からだまし取った疑い。

 組対1課によると「入院したのは間違いない」と容疑を否認。一方、バングラデシュ警察は「病院には来ていない」と回答。申請書の医師のサインやゴム印は偽造されたものだったという。同様の手法で、07年に民間保険会社2社から計約54万円、12年に別の1社から約49万円の保険金を詐取した疑いがある。

 ジュリップ容疑者は、別の詐欺容疑で7月に逮捕されたが、東京地検が8月に処分保留で釈放していた。在留資格が「永住者」のため、海外療養費は国民健康保険制度の一つで、海外で支払った医療費の一部が還付される。

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2014年10月24日のニュース