ゆきりん キャバ嬢役は予言通り!?でも握手会とは「まったく違う」

[ 2014年10月19日 10:20 ]

テレビ朝日「黒服物語」でキャバ嬢を演じる柏木由紀。「お酒の作り方とか、一から勉強しました」

 柏木由紀(23)が初めてキャバクラ嬢役に挑むドラマ「黒服物語」(テレビ朝日、毎週金曜後11・15)が24日にスタートする。多くのお客さんに接してその心をつかむことが大切なのはAKB48の活動に通じる部分がありそうだが「全然違います」と難役であることを強調。「AKBの活動では絶対に見られない私の姿をお見せします」と意気込んでいる。

 ――柏木さんは「握手会の女王」で、お客さんの心をつかむのが得意ですよね!?

 「(首を左右に振りながら)全然そんなことないですよ」

 ――キャバクラ嬢役はピッタリなのでは?

 「そう言われるんですけど、そうじゃないんです。握手会とは全然違いますから(苦笑い)」

 ――どう違います?

 「握手会は自分が楽しもうという気持ちでやってますけど、キャバクラはお客さんを楽しませようという気持ちでやるので大変です。お客さんに合わせて会話の内容を変えたり、お酒をつくるとか、たばこに火を付けるとか、とにかく、いろんなことに気を回さないといけないんです」

 ――自分がキャバ嬢を演じるとは…?

 「思わなかったです。でも、実は今年初めの占いで“今年は演技もいいですよ。例えばキャバ嬢役とか…”と言われていたんです。だから、この話をいただいて、マネジャーさんと“そう言えば、キャバ嬢役がいいと言われたよね!”と話しました(笑い)」

 ――キャバ嬢の勉強をしましたか?

 「クランクインする前に、銀座のクラブで働いていた方に先生として来ていただいて、作法を教えてもらいました。このドラマの舞台は池袋なんですけど、ちょっと高級感のあるキャバクラにしたかったそうです」

 ――キャバ嬢として大事なことは?

 「やっぱり気配りですね。お酒の量が少なくなった時にすぐつくるとか、お客さんがたばこを出したらすぐにライターの火を差し出すとか…。あと、大事なのは、お客さんとの距離感だとおっしゃっていました」

 ――距離感?

 「お客さんと並んで座っていて“えー、そうなんですか!?”とか“またまた!”とか言いながら徐々にお尻ごと移動して近づいていく、みたいな感じ。その時の膝の向きとか…」

 ――話しながら距離を縮めていく?

 「そうみたいです。最初はほどほどの距離で、だんだん膝を近づけていくと、お客さんに“仲良くなった”と思ってもらえるというテクニックがあるみたいです」

 ――指名を増やす方法は?

 「“覚えること”とおっしゃっていました。お客さんのことを覚える。ドラマの中でも、覚えるための工夫が出てくるので勉強になります」

 ――AKBの活動で役立ったことは?

 「ドラマの中で、店の席に着いた後のお客さんとの会話は実はアドリブなんですよ。“どこからいらっしゃったんですか?”とか“休みの日は何をしてるんですか?”とか…。そこは握手会の時と同じような気持ちになります。私が男性と一対一で話す機会は握手会しかないので、握手会がなかったら、もっと緊張していたと思います」

 ――ドラマではなく本当にキャバ嬢をやるとしたら、どんなキャバ嬢になりますか?

 「え~、難しいですね(笑い)。ドラマの中でも、いろんなキャラクターの人がいます。凄く盛り上げるのが上手な人、頭が良くて知的な会話ができる人…。私はしゃべってみて、元気に盛り上げるのは苦手だと気づいたので、愚痴を聞くとか、聞き役に徹する方がやりやすいです」

 ――柏木さんがこんな感じでどこかのキャバクラで働いていたらお客さんが殺到するでしょうね!?

 「本当ですかあ~?(笑い)」

 ――今後のAKBの活動に生かせることは?

 「お客さんへの接し方は生かせるのかもしれないけど、やはり、握手会は素でやりたいと思います。握手会は素でやっているんだと自覚できたことが大きかったし、うれしかったです」

 ◆柏木 由紀(かしわぎ・ゆき)1991年(平3)7月15日、鹿児島市生まれの23歳。07年4月にチームBの一員として劇場デビュー。09年4月からTBS「ひるおび!」の気象情報コーナーに出演。13年1月から3月まで放送されたテレビ東京系「ミエリーノ柏木」でドラマ初主演。同年2月発売のシングル「ショートケーキ」でソロデビューした。

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